デジタル採点は教師の働き方改革の一翼を担う

現在日本では、教師の働き方改革の必要性が叫ばれており、部活動指導の外部委託など徐々に具体的な改善策が実施されてきています。その一環としてデジタル採点というものも注目されています。教師には採点業務というものがありますが、地味な作業なので教師以外の方はその大変さがあまり分からないかもしれません。しかし、先生たちの間では、この採点業務はとても大変だと認識されています。

学校では定期テストや小テストなど、様々なテストが実施されますが、その度ごとに教師は採点を行わなければいけません。数十~数百人もの答案の丸付けを行うというのは、実はかなりの労力を要します。丸付け業務で2~3日つぶれるなんてことも珍しくありません。マークシート式のテストなら、機械での処理も可能でしょうが、記述式の問題が入っているテストでは、やはり人力での採点が欠かせないので、これまではどうしようもないとされていました。

ところが近年、デジタル採点システムが登場して、採点業務改革が進んでいます。デジタル採点システムを使えば、答案をデジタル化することで、丸付け作業の能率をアップさせることが可能です。デジタル化された答案は、パソコン内で自由に切り分け表示したりできるので、採点のしやすさが格段に上がります。特定の問題の全生徒の解答を画面いっぱいに並べて、マウスクリックで次々に採点するというようなことができるようになります。

デジタル採点システムを導入すると、今まで3日かかっていた採点作業を1日で済ませることもできるかもしれません。

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